相手を想うイタリア語
言語は文化そのもの

それぞれの言語には、その国特有の文化を背景とした豊かなニュアンスがあり、その言語に実際に触れることは、翻訳しきれない文化それ自体に浸り、自分の幅が広がっていくような喜びがありますね。
前職イタリア人社長とのコミュニケーションはもっぱら英語でした。彼は、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語…とマルチリンガル。日本語の勉強も熱心にされていて、時には日本語で会話をしたりもするのですが、ビジネスでは、お互いが相手の母国語にある程度精通していない限り、英語が適している気がします。なんといっても根源的にあいまいなニュアンスが回避されている言語が英語です。
私もそんなに英語が得意ではないですが、日本人は義務教育で英文法をある程度しっかりと勉強するので、あとは「聴き取り」と「実践会話」を繰り返すことが重要ということは、ままあるようで、実際にイタリア人である彼と英語でコミュニケーションする中で培ってきたものが多くあります。私を育ててくれた経験にはいつも感謝しています。
片言でもその国の言語で語りかけることの意味

しかしながら、異国の文化を背景としている人とコミュニケーションをとる際に、相手の言語を少しでも理解しておくことは、相手を尊重する意味で非常に重要な意味があると思います。それは、google翻訳を使用することとは根本的に別のことなのです。実際、イタリア人社長も、私の英語がわかりにくい時には、「日本語で書いてくれ。google翻訳使うから。」と言ってしていましたし多用していましたし、とても有用でした。
でも、意見が異なり、私が本当に訴えたいことに目を向けてもらうためには、片言でも、「イタリア語会話」の本を片手に、話しかけたことこそが大きなインパクトを持つのです。そんな時は、「Today, you have a weapon…(君は、今日武器を持っているんだね…)」と言われました。
イタリア語の根底にある文化の特徴

そんな旅行者用の「一言イタリア語会話」の本を駆使してなんとかコミュニケーションをとろうとしてきたレベルの私が感じるイタリア語の特徴は、「イタリア語は音の響き自体音楽的ながら、相手を想うフレーズがとても多い」ことです。
他のヨーロッパ地域ではみられない挨拶表現として、
“stanmi bene.“ 私のために元気でいてね。
というのが有名です。 私も大好きでよく使うのですが、イタリアという文化を持つ人がいかに相手との関係、一緒にいる空間を大切に思っているかが伝わるほっとあたたかさがこみあげるようなフレーズです。
イタリア語にみる愛の言葉

イタリア人も昨今変わってきたといわれるものの、愛を伝える詩的な表現が数限りなく存在するのはもはや文化遺産といえると思います。
“il mio tesoro.“ あなたは私の宝物
“la mia joia“ あなたは私の喜び
“la mia campania“ あなたは私の野原
江國香織『冷静と情熱のあいだRosso 』角川文庫 2001
“Mi fai sorridere.” あなたは私を笑顔にする
“Senza di te, manca qualcosa nella mia vita.” あなたがいないと私の人生に何かが足りない
“Sei il sole dei miei giorni nuvolosi.” あなたは私の曇り空の日の太陽
“Vivere senza te sarebbe come un cielo senza stelle.” あなたなしで生きることは星のない空
“Ogni giorno ti amo di più.” 毎日よりいっそうあなたを愛してます
“Il tuo amore mi dà ali.” あなたの愛が私に翼をくれる
“La tua presenza rende tutto migliore.” あなたがいるだけですべてよくなる
“Grazie di esistere.” あなたが存在してくれていてありがとう
『世界検索』(https://noguchishuzo.jp/italian-cute/)
「それさえあれば、生きていける」 と心から思える言葉の数々ですね。
素敵な愛にあふれるイタリア語のフレーズを見つけたらぜひ教えてください(o^―^o)
最も近くにイタリアを感じる、イタリア文化会館
皇居の近くの九段下に、イタリア文化会館という施設があります。
こちらでは、“日本でもっとも身近なイタリア”として、日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的として、併設イタリア語学校での語学・文化講座他、美術、音楽、映画、演劇、ダンス、ファッション、デザイン、写真等の多様な分野でさまざまなイベントが行われています。
その他留学や、奨学金情報も豊富なので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
“Freezerino”の由来は、「ちっちゃな冷凍庫!」

“Freezerino”(フリゼリーノ)は、アブルッツィのEnofoamsという工房で、企画から制作まで一貫してEU実用新案特許も取得している保冷保温ボトルホルダーですが、その語源は冷凍庫を意味する“il freezer”からきています。
イタリア語では、語尾に「-ino」や「-ina」をつけると、「小さい」という意味だけでなく、親しみや愛情を込めたニュアンスが加わります。例えば、“piccolo”は、それだけでも単に「小さい」という意味だけでなく親しみをこめて使われることがありますが、さらに、“piccolino”になると、「小さいけど可愛らしい」といったニュアンスで、何かや誰かを愛おしく感じるような時に使われたりします。
私はこの単語それ自体のもつ細やかな感情表現は、日本語に似た文化的なものを感じます。さらには、イタリア語には、時制が非常に複雑だったり、敬語表現が豊富だったりと奥深い世界です。
話はそれましたが、そのため、“Freezerino”は“il freezer”に小さい存在に親しみを表す“~ino”で、「ちっちゃな冷凍庫!」のようなニュアンスで命名されていますね。
Freezerinoは冷凍庫の用にキンキンに中身を冷やすのではなく、外気との急激な温度変化からボトルを守るという保冷保温構造ですが、こんなネーミングにも工房の職人のおちゃめ心と満面の笑みが浮かんでくるのではないでしょうか。

文字通り満面の笑みの、工房オーナーBeniamino Longobardi氏。
(Top Image : Nina from Pixabay)
- 7,700円 [税込]
【オンディーナ・MINI型 】 ワインのハーフボトル(375ml)、瓶ビール中瓶(500ml)、ペットボトル(500ml)に対応しているサイズのフリゼリーノです。 アクセントにもなるチェーン、底上げ用のコースターを付属した状態でお送りしますが、いずれも取り外し可能です。 瓶を入れて持ち運ぶ際には、チェーン・コースターを外すと軽量化できます。 ペットボトルを持ち運ぶ際にはコースターで底上げして調整するのがおすすめです。 ボトルの形状や用途によって適宜ご使用ください。 <オンディーナ>…