Freezerinoって? Brand Story ブランドストーリー | イタリアンモダンセレクト

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Freezerinoって? Brand Story ブランドストーリー

#こだわり#イタリア文化#ワイン#工房

今回はイタリアンモダンセレクトでお取り扱いしている、「Freezerino」のブランドストーリーをご紹介します。日本語では「フリゼリーノ」です。
よく間違えられますが「フリーゼリーノ」ではございません。。

少し昔の記事になりますが、イタリアの新聞、「il Giolnare」(イル・ジョルナーレ)にてFreezerinoが特集された際の、工房オーナーBeniamino Longobardi氏のインタビュー記事です。

インタビュアーもインタビューされる側もウィットに富んでいてて、でも自信満々で、楽しそうですよね。Freezerino誕生までの工房の歴史や、人柄が一同に伝わる内容になっています。

freezerino
Beniamino

このイタリアそのもの!な空気感を感じていただくために、記事をそのまま(注:以外)和訳して掲載します。

『服をまとったボトル、”freezerino”の秘密』

ワインを冷たいままに保つ容器を考案したベニアミーノ・ロンゴバルディ氏:

「それがソムリエたちの夢」

2017年10月20日金曜日8時31分 ガブリエーレ・ヴィッラ

我々は今ようやくひんやりとしている。

ウケ狙い?とんでもない。まがいもない真実なのだから、今がそれを口にするチャンスなのである。
なぜなら1955年生まれのベニアミーノ・ロンゴバルディ氏は、体にフィットした服を我々に繕ってくれる機会さえあれば、それがとびきりエレガントな、たとえばそれこそストラスをちりばめた、あるいはエコレザー製の燕尾服だったとしても、我々をひんやりとしたままに保つ装いに仕立て上げるであろうから。

要するに、彼に一つの形を渡したとしよう。

すると、彼は自社であるエノフォームズの工房で、腕利きの職人として最もぴったりとした《freezerino》でそれを包んでしまうはずである。

となると、《freezerino》とはそもそも一体何なのかを正確に理解する必要がある。

ロンゴバルディ氏は1年半前、特許を取得した後にミラノで開催された職人見本市(Artigiano in Fiera)でこの商品を紹介した。

の時から《freezerino》は、アルチザンによるアイテムを紹介するオンラインショップ「アルティモンドArtimondo」のトップページに始まり、日本(注:当店全身のジャンバ・ジャパン社のこと!)やアメリカに至るまで、あらゆる場所で目にするようになってきている。

「freezerinoのアイデアは」−ロンゴバルディ氏は語った−

私たちの家族の歴史から生まれました。あらゆるタイプや形、大きさのバッグを製作してきたことで培われた40年の経験が身を結んだのです。

15年前、私たちは最初のターニング・ポイントを迎えました。いわゆるプレフォーム工法、つまり注射器入れやアンプルケースといった製薬業界向けの容器づくりに最大限注目していこうと決めたのです。

そこから、ワイン、ビール、ミネラルウォーターなどを適温に保つ、保冷保温機能を持つ何かを世の人々のために作り出したいという考えに至るまでに、時間はかかりませんでした。

お願いだから、これをボトルホルダーとは呼ばないでほしい。
そう呼ぼうものなら、ベニアミーノは機嫌を悪くしてすぐ突っかかってくるであろう。
「例の冷凍庫に入れてボトルをその中に突っ込むボトルホルダー?時間だけ使ってキンキンに冷やすだけのよくある容れ物のことですか?」と。

違いは何か?

「根本的に違います。私たちの保冷保温ボトルは真に保冷保温をするものであって、ボトルの内側にネオプレンを用いたゴム製ウエットスーツなのではありません。freezerinoは、冷蔵庫にも冷凍庫にも入れません。エレガントな装いであり、テーブルをも装う服なのです。ボルドー型やシャンパンのボトルを、お気に入りの飲み物やミネラルウォーターの大きなあるいは小型のボトルと同じように挿入することができ、少なくとも1時間半から2時間の間、そのボトルの温度を保つのです」。

コンセプトははっきりとわかっただろうか?
もしこれが十分でなければ、ベニアミーノ・ロンゴバルディ氏は辛抱強く再び説明してくれる。

「白ワインのボトルを冷蔵庫から出し、freezerinoに入れてテーブルにおけば、少なくとも2時間は温度を保つことがわかると思います。これは、ワイン蔵から出したばかりのワインについても言えることです。freezerinoにボトルをセットし、どんなソムリエにとってもありがたいことに、適温でワインをグラスに注ぐことができるのです。何が強みなのか、わかりましたか?」

アブルッツォ州ヴィッラローザ集落にあるアルバ・アドリアティカのボトルホルダー工房でロンゴバルディ氏の作品を目にするのは、圧巻と言っても良い光景だ。

ボディーを用意したらプレフォームを縫い始め、あらかじめ選んだ素材と組み合わせる。保冷保温機能を持つ衣服から、編み込みを施したエコレザーや贅沢なグリッターをちりばめた装いへ、あるいはポニーレザーやクロコの型押しへと姿を変えていくのだ。

「私たちはここで家族3人と従業員2名の5名で、エノテカ、ホテル、レストラン、そしてテーブルを美しく飾りたい個人のお客様たちや、パーティー・結婚のお祝いの席を企画するといった、あらゆるタイプのお客様のご要望に応えられるようにしています。

想像力に限界はありません、想像力や発明する力に限りがあってはならないものですから。限界があれば、退屈という名の小道に迷い込んでしまいます。

すでに大量生産する準備はできています。月に5万個を製造することもできますが、もちろん小ロットの製造も断りません。さらに、私たちは価格を抑えめのままにしておくことに成功しています」

そしてベニアミーノ・ロンゴバルディ氏は、テーブルでfreezerinoに入れたワインを注ぐ際の利点に力を入れて説明する。

「とりあえずは、いわゆるワインクーラー奉行を隠居させます。つまりワイン用バケツが自分のそばにあるがゆえ、両隣にいる人たちにはいつでもいくらでもワインを注ぐことができる人のことですね。freezerinoはそのような役割の人をなくします。テーブルの中央で美しく立っていますから、手に取って気兼ねなく人から人へと手渡せます。常にfreezerinoの中にぴったり入ったボトルの状態で、ワインを注ぐことができるのです。

そしてそのままどこでも好きな場所へ持っていくことができます。いまやレストランでも、それぞれがお気に入りのワインを持ち込むことができますし、水を冷たいままに保つボトルをリュックの中に入れて持ち歩くこともできます。女性たちにぴったりのミニストラップも取り付けました。旅行中やたくさん歩く時、あるいはスポーツをしている時に、ジャストタイミングで冷たい水で喉を潤すことができるのです。清涼飲料水や缶飲料しか飲まない?問題ありません、私たちはミニfreezerinoも作っていますから」。

ロンゴバルディ氏は、執拗に彼のヒット発明品の品質を飾り立てようとする。

だが、欠点は?欠点もひとつぐらいあるのでは?

「ワインボトルがfreezerinoに入っていると、手軽に人から人へと手渡すことになりますよね。それもボトルを外さずに。そうするとワインがいつ底をついてなくなるか気づかないわけです」。

ということは?

「もう一本注文する。シンプルです」。

そしてfreezerinoのベニアミーノ氏は、ワハハと弾けるように笑ったのだった。

『il Gionrale 』20-10-2017
freezerino
工房のみなさま Take Freezerino as your buddy!

「想像力に限界はありません、想像力や発明する力に限りがあってはならないものですから。限界があれば、退屈という名の小道に迷い込んでしまいます。」

という言葉にはぐっときますね。

工房併設shop

ここでも文化の違いを空気で感じていただけたかと思いますが、イタリアでは、ワインはビールのように、いや、炭酸のように?、お昼でも夜でも日常に根差した飲み物として定着しています。

日本でいうと、ワインは少し敷居が高いイメージがありますよね。好まれる方に好まれるというような。

なかなかベニアミーノ氏がインタビューで答えているように、卓上で使用する機会は多くないかもしれません。(なんといっても大切なボトルラベルが見えなくなってしまいます!)

そこで、日本にご紹介する際には、大切なボトルを保冷しながら持ち歩ける頼もしい相棒として、フリゼリーノをご紹介しています。もちろんフリゼリーノに入れて持ち歩いて、そのまま卓上でボトルキャップを開けて飲んで楽しんでもいいんです。

ぜひ、ご自身の生活に沿う用途を見つけてお楽しみください♪

  • 【ピットーネレッド・シャンパン型】 シャンパンやスパークリングワイン等、発砲タイプのワインボトルに対応しているサイズのフリゼリーノです。 稀にこの形状でも入らない大きさのボトルもございます。無理に入れるとジップ部分がこわれてしまう可能性がありますのでお控えください。 また、形状により中身に空洞が多くなりますと、保冷はしますが、保冷効果がさがりますのでご了承ください。 <ピットーネレッド> 銀のラミネート地に黒でスネイク柄のエンボスが施されたデザインです。イタリアらし…

    シャンパン型 ピットーネレッド フリゼリーノ 

この記事の著者

Mariko.I

1984年生まれ。B型。早稲田大学教育学部卒。
在学中にフィレンツェでクオーコ(料理人)として働いていた友人と出会ったことをきっかけに、イタリアの人と文化に魅せられる。
卒業後は広告会社の管理部、化学メーカーでの専務秘書を経て、当時フリゼリーノ総輸入代理権を取得し日本に紹介していたイタリア人の社長と出会いアシスタントとして入社する。彼が日本を離れる際に事業を継承。その後完全に独立して、お取り扱い商品はそのままに、コンセプトから納得できるものを重ねて1から再出発しました。
今後は、「あなたと私」共にある空間を人生の中でたくさん味わえるように、イタリア的なライフスタイルを、手で持ち歩けるサイズにコンパクトにしてお届けしていきたいと思います。

多く芸術からインスパイアを受けています。家には1924年製PLEYELのグランドピアノとカワイのアップライトがあります。2台アンサンブルが可能。

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